疲れたら丹波新聞鳥部の記事を見よう

ちょくちょく丹波新聞のwebサイトを見ている。おそらく地域特化の、規模の小さい新聞(違ったらすみません)。ローカルな記事が多い。

丹波新聞には「鳥部」があり、鳥にまつわる記事がアップされる。webサイトの「人気記事」には、いつも鳥部の記事が入っている。

鳥部の記事の魅力は何か、簡単に書いてみる。

身近な鳥についての記事が多い

鳥部の記事で扱われるのは、普段見かける身近な鳥。スズメをはじめ、モズやキジバト、メジロなど、住宅地でも見られる鳥ばかりだ。忙しい日常の中でつい見過ごしてしまう鳥たちを、魅力たっぷりに紹介している。

私は身近な鳥たちが大好きだ。道を歩いていてスズメを見つけると、つい仕草を観察して、飛んでいくのを目で追ってしまう。鳥部の記事を見ると、あらためて鳥たちを観察したくなる。

文体に味がある

鳥部の記事の書き方は、味があってユーモアたっぷりだ。たとえば、この記事。

ぬすっ鳥 満開の桜で〝かわいい犯行〟 スズメが花丸ごとちぎり – 丹波新聞 (tanba.jp)

「ぬすっ鳥」という表現がなんともいえない。本人(鳥)からすれば生きるために必死なのだろう。でも、悪だくみしてほくそ笑んでいる様子をつい思い浮かべてしまう。絶妙な書き方だ。

また、冬のスズメを紹介した記事もある。

モフモフ 寒さ対応のスズメたち 厳寒には「最終形態」へ – 丹波新聞 (tanba.jp)

「モフモフ」という書き方だけでもたまらないが、さらに完璧に丸くなると「最終形態」だ。日頃から鳥を愛でていないと、なかなか思いつかない表現だ。

鳥部の記事は「~だ」「~である」調。それでも堅さはまったく感じない。むしろユーモアたっぷりで柔らかさい。この絶妙な雰囲気、文章を書く際の参考にしたくなる。

鳥好きが書いている

きっと鳥部は鳥を愛する記者の集まりだ。身近な鳥を題材にするところ、絶妙な表現。日頃から鳥を見てなごみ、季節の移ろいを感じているからこそ書けるはずだ。同じ鳥好きとして強く共感する。

ちなみに、たまに私の文体が鳥部の記事と似ていると言われる。鳥好きは文章まで似てくるのか?

これからも鳥部の記事を見ます

日常で疲れた時に鳥部の記事を見ると、心がなごんで、もう少し活動する気になる。そして、その日見かけた鳥の様子を思い返してもみる。

丹波新聞鳥部は、ささやかな心の癒やしだ。これからも見ていきたい。