優しく、刺激的な現代音楽ーー四行妙道の楽・一具のちょっとした紹介

12/10(火)開催の現代音楽コンサート「四行妙道の楽・一具」。出演者の私からの見え方を書いてみる。ネタバレOKとのことなので、少し内容にも触れる。

編成はピアノ・鍵盤ハーモニカ・オーボエ・トロンボーン・パーカッションの5人で、決して大きくはない。曲も静かなもの中心かと思いきや、アップテンポの激しいものも多い。曲によっては、かなり迫力のあるサウンドが登場する。

現代音楽といっても、どの曲にもメロディーや協和音がしっかりある。ただ、和風の香りがする曲もあれば、どこの文化由来とも言えない音が聞こえたりと、全体的に不思議な響きだ。さまざまな音に耳を澄ませるのも楽しい。

また、全体的に変拍子が多いものの、あくまで自然なサウンドになっている。聴いていて変拍子に感じないかもしれない。

トロンボーンに関しては、広い音域や特殊奏法など、幅広い表現が使われている。演奏しながら、「ああ、トロンボーンってこんなこともできる楽器だったな」と思い出している。

全体的に多彩な組曲だが、その中で特に変わった曲もある。最初から最後までラップが続いて、その詞が社会情勢に触れていたり、言葉遊び?だったりと、わかるようでわからない内容。シュールで異様な雰囲気に包まれる曲なので、お楽しみに。

コンサート全体の長さは1時間程度。長過ぎず、そして身構えずに楽しめる内容なので、ぜひ聴きにいらしてください。

ご予約は河合拓始さんまで colorrecords@gmail.com

そして、クラウドファンディングや直接の寄付も募集中とのこと。こちらもよろしくお願いいたします。

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くさびら企画