トロンボーンのケースを見直している

トロンボーンのケースは背負うタイプのものを使っているが、最近疑問を感じている。

ケースで何より大事なのは、楽器をしっかり守ってくれることだ。背負って運べるケースは便利ではあるが、丈夫さと両立しているものがどれだけあるだろう。もちろんどのメーカーも丈夫さをアピールしているが、実物を見ると心配になるものも多い。

多くの背負えるケースは、あらゆる楽器に対応できるようにと、中のクッションを動かせる構造だ。この仕様がかえって不安になる。クッションが何かの拍子に動いたらどうなるのか。あるメーカーのケースは、クッションを正しくセットしてもスライドが大きく動いて、私は不信感を覚えた。

他にも、背負うタイプのケースは、後ろからいたずらされないか(たとえば留め金を外されないか)と、信号待ちやエスカレーターで気が気でない。都度下ろして身体の前で持てばいいが、人混みがひどいなどでそうもいかない場合もある。

不安を減らすなら、楽器にぴったりフィットする手持ちのハードケースを選ぶのが良さそうだ。たとえば、楽器に付属の純正ケース。手持ちだと持ち運びは少し不便だが、丈夫さと安心感には代えられない。

ただ手持ちする以上、人や物にぶつかるリスクは高くなる。その分気をつけて運ぶ必要がある。でも、気をつけるのはそもそも当然の話。むしろ背負っているときの無頓着さ、不注意が異常だ。

ということで、手持ちタイプのハードケースに乗り換えようかと検討中だ。背負うか手持ちかによって他の機材の運び方も変わるので、それも含めて見直しているところ。